今回は「彼が趣味に没頭しすぎて関係が壊れ、別れを選んだ」という26歳の高橋優奈さん（仮名）にお話を伺いました。
恋愛と趣味のバランスは難しく、どちらかが偏りすぎると関係に影響が出るものですよね。
最初は理解できても、次第に寂しさや不満が募り、限界を迎える人も少なくないでしょう。
インタビューでは、優奈さんがどのように彼と出会い、交際し、そして彼の趣味が原因で別れることになったのかを詳しく語ってもらいました。
失恋後の気持ちの整理や、今後の恋愛に向けた考え方についても話を聞いているので、同じような経験をした人が前向きになれるきっかけになれば嬉しいです。
彼氏との出会いと交際の始まり
――まず、彼氏との出会いについて教えていただけますか？
「彼とは友人の紹介で知り合いました。みんなで飲みに行ったときに、隣の席になって話すようになったんです。趣味の話で盛り上がって、すぐに仲良くなりました」
――最初から彼の趣味の話はよくしていましたか？
「していましたね。彼はとにかくアウトドアが好きで、キャンプや登山、釣りとかいろんな話をしてくれました。私はそこまで詳しくなかったんですが、楽しそうに話す彼を見て、すごく魅力的に感じたんです」
――交際に発展したきっかけは？
「何度かグループで遊んだあとに、二人で会うようになって。彼の趣味に興味が湧いて、一緒にキャンプに行ったりしました。それが楽しくて、自然と惹かれていきました。彼のほうから告白してくれて、付き合うことになりました」
――付き合い始めてからはどんな関係でしたか？
「最初はすごく楽しかったです。彼の趣味に付き合う形でいろんな場所に出かけたり、アウトドアの楽しさを教えてもらったりして、私も新しい世界が広がる感じがしました。でも、付き合って半年くらい経った頃から、少しずつ違和感を感じるようになりました」
彼の趣味に対する熱量と関係の変化
――違和感を感じるようになったのはどんな部分でしたか？
「とにかく彼の趣味が最優先になっていったことですね。週末の予定を決めるときも、最初は二人で相談していたのに、いつの間にか『今週は山に行くから』『来週は釣りの予定がある』みたいに、一方的に決められるようになりました」
――そのとき、寂しさはありましたか？
「正直、ありました。でも、彼が好きなものを否定したくなかったし、私もできるだけ合わせようと頑張っていました」
――彼の趣味に付き合うことが多くなったんですね
「そうですね。でも、だんだん『私は彼女じゃなくて趣味仲間なのかな？』って思うようになってきました。例えば、旅行の話をするときも『登山のついでに行ける場所ならいいよ』とか言われて、私が行きたい場所は後回しになることが増えました」
交際が進むにつれて感じた違和感
――その頃、彼と話し合ったりはしましたか？
「何度かしました。でも、彼は『趣味を持ってることはいいことだろ？』って、あまり気にしていない様子でした。私が『もっと二人の時間を大切にしたい』って言っても、『一緒にキャンプ行けばいいじゃん』って返されるだけでした」
――彼にとっては、それが二人の時間だったんですね
「そうみたいです。でも、私が望んでいたのは、趣味の延長じゃなくて、もっと普通のデートを楽しんだり、何気ない時間を一緒に過ごしたりすることだったんです」
趣味と恋愛のバランスが崩れた日々
――決定的に『もう無理かも』と感じた瞬間はありましたか？
「彼の誕生日に、ちょっといいレストランを予約したんです。でも、彼は『その日、登山の予定があるから別の日にしてくれない？』って言ったんです。そのときに、『私はこの関係において何なんだろう？』って思いました」
――それはショックでしたね
「めちゃくちゃショックでした。『せめて誕生日くらい優先してほしい』って言ったんですが、彼は『登山は計画してたことだし、また別の日でいいでしょ』って言われて、もうこの人とは価値観が合わないのかもしれないと思いました」
我慢の限界と別れを決めた瞬間
――別れを決めたのはその出来事がきっかけですか？
「その出来事で、もう限界だと感じました。それで次に会ったときに、『私はあなたの恋人として見てもらえてるの？』って聞きました。彼は『もちろん恋人だよ』って言いましたけど、その後の話し合いで、結局彼は趣味を優先する考えを変える気はないんだなって気づきました」
――最終的にどうやって別れを切り出しましたか？
「話し合いの最後に、『私はもっと大切にされたいし、趣味だけじゃなくて、私自身を見てもらいたい。でも、それが難しいなら、別れるしかないと思う』って言いました。彼は最初は納得していなかったけど、最終的には『わかった』と受け入れてくれました」
失恋から学んだことと次に生かしたい考え方
――この経験を通して学んだことはありますか？
「自分の気持ちを無理に押し殺してまで、相手に合わせる恋愛は長続きしないと実感しました。それと、最初から価値観の違いをきちんと話し合うことが大事だと気づきました」
――次の恋愛ではどんな関係を築きたいですか？
「お互いの時間を尊重しながらも、一緒にいる時間をちゃんと大切にできる人と付き合いたいですね。趣味を持つこと自体はすごく素敵なことだけど、それがすべてになってしまう人とは合わないなと思いました」
まとめ
優奈さんの経験は、恋愛と趣味のバランスをどう取るかを考えさせられるものですね。
恋人が夢中になっているものを否定するのは難しいですが、それが原因で寂しさを感じるようになると、関係は少しずつすれ違ってしまいます。
この記事を読んで、あなたが自分の気持ちを大切にするきっかけになれば嬉しいです！
