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経営には経験だけでなく資格が必要か?ビジネスに有益な資格とは

経営者は会社を引っ張っていく立場であり、様々なことが求められます。では、経営者が経営していくのに必要なのは、経験と資格どちらなのでしょうか。

また、ビジネスを行なっていく上で、有益な資格なども知っておく必要があるかもしれないですね。そこで今回は、経営には経験だけでなく資格が必要なのか、ビジネスに有益な資格について調査します。

目次

経営には経験だけでなく資格が必要か?

経営者として会社の舵取りをしていくためには、現場での仕事や役員などとして運営していくといった経験が必要となります。また、特定の分野を経験するだけではなく、様々な業界で実績を積んでいくことも重要です。経営者の中には、身に付けた経験に基づく考えなどで経営していく人も多いと思いますが、資格が必要だという意見も出ています。

それでは、経営には資格が必要だとされる理由を詳しくみていきましょう。

正しい判断力

経営にも資格が必要だとされる理由は、正しい判断力を身に付けることができるからではないでしょうか。会社を経営していく立場の人は、日々様々な問題に対して対応し、判断していかなければなりません。経営に関する資格を取得しておけば、適切な判断をすることができ、健全に運営していくことができるのではないでしょうか。

また、自身の経験などから判断してしまうと、その時の心情や状況によって一貫性のない決断をしてしまうかもしれません。

知識・スキルの向上

資格を取得するためには、膨大な時間をかけて勉強していく必要があり、その過程で得られたモノは自分の知識やスキルになっていきます。

経営者には市場や競合他社の動向を把握しておくマーケティング能力や自社の財務状況などを正確に分かるお金関係の知識が必要です。こういった能力や知識がない経営者が経営する会社は赤字になってしまったり、方針が定まらなかったりします。そのため、経営には経験だけではなく、資格などが必要なのではないでしょうか。

関係性の構築

資格は知識やスキルを学んでいくだけのものではなく、それらを有していることの証明でもあります。そのため、専門的で高度な資格を有していれば、取引先などから能力が認められ、経営が潤滑に進んでいくことも少なくありません。

また、全くの素人の人が何かを語るよりも、有資格者である人物が解説、説明を行なった方が説得力などは増します。なので、スムーズに経営をしていくためには、資格を有していても良いのではないでしょうか。

コスト削減

資金力に余裕のある会社であれば、マーケティング調査や財務状況を管理してくれる部門に人を雇うことができると思います。しかし、資金力が多くない中小企業ではエキスパートな人材などを雇う余力はないのではないでしょうか。

そういった苦しい状況の中では、経営者にも様々な能力が求められるので、それに対応していくためにも資格は必要だとされています。

様々な資格を有していれば、その分野にわざわざ人を雇う必要がなくなり、コストカットに繋がるのではないでしょうか。

経営・ビジネスに必要な資格は?

経営者には様々な能力などが求められますが、どういった資格が必要となるのでしょうか。経営のためや円滑に事業を進めていくためには、ためになる資格について知っておくことは大切になると思われます。

中小企業診断士

経営に必要な資格は、中小企業診断士だと言われています。中小企業診断士は経営状況の診断や改善案を提案するコンサルティング業務や課題を分析し、今後の展望などを考えていくのが主な仕事内容です。

中小企業診断士は国家資格の1つであり、マーケティングから財務、人材育成、経理といった知識を身に付けることができ、様々な分野の人が保有している資格なので交友関係の構築にも役立ちます。

中小企業診断士の合格率は1次、2次試験で約20%前後、最終合格率は約4%から5%です。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は民間の資格試験で、マーケティングに関する幅広い知識を身に付けることができます。

マーケティング・ビジネス実務検定はA級、B級、C級というレベル分けがされています。C級は基礎レベル、B級は実務運営ができるくらいで、A級が戦力を立てたり、判断を行なうことができるレベルです。

マーケティング・ビジネス実務検定は、年に試験が4回開催されたり、事前対策講座が行なわれたりするので、比較的取得しやすいとされています。

日商簿記検定

日商簿記検定の正式名称は、日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験といい、商工会議所が主催する試験です。日商簿記検定は企業の経営活動を記録、整理し、お金の流れや財政状態などを測ることができる資格となっています。

日商簿記検定は初級、3級、2級、1級と分かれており、様々な場面で役立つことが多いです。日商簿記検定の3級は基礎知識があれば取得できる資格で、経営者であれば、2級以上を獲得することを目指していきましょう。

社会保険労務士

社会保険労務士は経営などに直接関連する資格ではありませんが、経営者であれば、有しておいた方が良いとされています。社会保険労務士は労働や社会保険に関する法令・手続き令、労務管理などについて学び、専門的に相談を受け付けたりする資格です。

そのため、企業にとって重要である従業員に関する重要な資格で、年金や保険に対してくわしくなるので、頼られる経営者になることができるのではないでしょうか。

ただ、社会保険労務士は国家資格であることからも分かるとおり、難易度は高く、合格率は6%前後です。

秘書技能検定

秘書技能検定は社会人としての一般常識やビジネスマナー、敬語といったことを学ぶことができる資格です。経営者の中には礼儀やマナーを欠く人は一定数おり、場合によっては相手に不快な思いをさせることもあるのではないでしょうか。

秘書技能検定は3級、2級、準1級、1級となっています。常識的なことが問われる資格ですが、合格率は3級から準1級で50%前後、1級は30%前後です。

ビジネスマナーを学べるので、経営者だけではなく、就活生にとってもおすすめな資格ではないでしょうか。

まとめ

今回は経営には経験だけでなく資格が必要なのか、ビジネスに有益な資格について調査しました。経営には資格と経験どちらも重要で、片方が欠けていては、会社運営は上手く行かないのではないでしょうか。そのため、経営をしていく上で必要な資格は様々あり、従業員などに関するものもあるので積極的に取得した方が良いかもしれないですね。

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